サイボーグ桑名の部屋■

■音楽との出会い
小学生の頃、どちらかというと音楽の授業は苦手で、成績も良くもなく、悪くもなくと言う感じだったと思う。
6年生の頃だろうか、タイトルは忘れてしまったが毎週土曜日にVANかJUNの提供で洋楽の30分番組があった。たぶん、DJは湯川れい子さんがやっていたようにも思うが、その頃は湯川さんなど露知らず、流れてくる音楽だけに集中していた。同時期、ビートルズの「レット・イット・ビー」がおそらく“東芝ボストン”というステレオの宣伝に使われていて、知らず知らずのうちに誰の誘いもあったわけではないが、洋楽へと魅かれていくことになる。
GSブームも去り、当時毎週かかさず見ていたNHKの「ステージ101」の影響もあったのだろう。洋楽にはそれまで聞いていた歌謡曲にはない、格好良さがあったのが魅力だったように記憶している。

一番、音楽への影響が強かったのは「すてきなパートリッジ」という番組で、一家全員でバンドを組み、各地をカラフルな専用バスで巡業するアメリカン・ホームコメディである。長男役のデビット・キャシディと母親役のシャーリー・ジョーンズは私生活の上でも親子であり、ゆかいな次男ダニー・ボナデュースがほとんどの事件の火付け役であった。ドタバタあり、ちょっぴり青春あり、そして大ヒット曲「悲しき初恋」を筆頭に、毎週必ず歌の場面が見られたとても楽しい番組であった。左の写真がその一家だが、一番下の男性は役名キンケードさんという彼らのマネージャーであるが、すっとぼけたいい味をだしていた。中段左から2番目は唯一のメンバーチェンジをした2代目ドラムのクリス(ブライアン・フォースター)、そして、写っていないがムク犬が1匹いた。
彼らが私のバンド思考の元となっており、彼らのようなポップな曲を演奏したいと言う気持ちが強いが、自分では歌が歌えないし、誰も賛同してくれないので今の形態はしかたなくやっているようにも思ったりすることもある。誰か・・・一緒にやらない?
『悲しき初恋』を聞いてみる? →

※できたらSC-88以上で聴いてねm(__)m

Partridge Family


ポップトップスのEP
もう1グループ影響のあったグループがある。
それはグループとしてではなく曲が洋楽への道を開いたことになるが、スペインのポップ・トップスというグループである。「マミー・ブルー」という曲を聴いたことがある人が多いとは思うが、はじめて彼らが歌うのを聞いたのは先程述べた湯川さん(じゃないかもしれないが・・)の番組であった。「オーマミ、オーマミマミーブルー・・・」というフレーズが頭から離れず、その曲のMTVだと思うが歩きながらさっきのフレーズを歌うシーンが、なんとも斬新であった。
その後この曲はスートーリーズなども歌ったりして、多くのアーチストがカバーしている。私がスペインで知ってるグループはこのバンドとモセダデスぐらいで、イギリス、フランス、スウェーデン以外のヨーロッパが送るポップグループであった。

そして最後に極め付けは、中学2年のときに始まった湯川さんとケイシー・ケイスン(ケイサムとも言われるが)DJの「アメリカントップ40」(日本では全米トップ40だったかな?)。これにははまった、放送が毎週土曜日の22:00〜25:00と当時の中学生には過酷な時間帯で、特に土曜日は部活の練習が長いのでものすごく疲れたあとに夜更かしするのはそれは辛いものがあった。
そこはもって生まれた根性(?)で毎晩チャートを録ったものである、当時のノートを見ると、すべてカタカナ書きで書いてあるのだが、湯川さんの発音が良いのでメチャクチャな読みが書かれてたりするのが、自分で言うのの何だがカワイイものがある。ここで、キャット・スティーブンス、ジム・クロウチ、アメリカ、ギルバート・オサリバンなどのフォークロック系からレッド・ツエッペリン、スレイド、ボストン、レイナード・スキナード、ハートなどのイギリスからアメリカ、カナダまでのロックに酔いしれた。たまに、オズモンズやデフォランコ・ファミリーなどのポップグループがチャート入ったりすると心が弾み、ソウル系やディスコ系なども特に好きというわけではなかったけど、かなり聴いたと思う。。特に、フォートップス、スタイリスティックス、スピナーズ、オージェイズといったコーラスグループが好きでしたし、バリー・ホワイトやアベレイジ・ホワイト・バンドなども好きだった。
そんなこんなで、この番組を中心にさらに洋楽の世界にどっぷり入り、この年代から抜け出れなくなってしまったワケである。
全米TOP40
研究読本

■憧れのヒーロー
私の息子は以前「きかんしゃトーマス」に狂っていた。今は「クラッシュ・ギア」にはまっている。
私が幼稚園の頃ならば「少年ジェット」や「忍者部隊月光」がそれにあたるのだろう。ところが、年長のころに「鉄腕アトム」と「鉄人28号」が始まった。私は「鉄人28号」派で、その頃のお絵書き帳は鉄人だらけだったように記憶している。当時、本屋が毎月届けてくれた「月刊少年」という雑誌があり、アトムも鉄人も掲載されていた。他に「風の忍者フジ丸」や「0戦はやと」なども載っていたように思う。今になって思えば付属してきた小冊子や本そのものを1冊でも残しておけば良かったと後悔するが、そこは何でも捨てる我が両親が残してあるはずがない。
鉄人はそりゃ格好良かった。できれば金田正太郎になりたいものだった。
ある日オヤジが鉄人のリモコンを日曜大工で作ってくれた。似ても似つかないようなリモコンだったが、エラく嬉しかった記憶がある。自分も子供に何か作ってあげられればいいのだが、なかなかそうは行かない。息子の上に3つ上のお姉ちゃんがいるが、彼女には2歳の誕生日にMIDIで「どれみふぁどーなっつ」のテーマを作ってあげたことがある。でも息子には手作りでは何も作ってあげていない。せいぜいクラッシュギアの“ディノファ何ちゃら”とか“ストーム何ちゃら”のプラモデルを作ってあげることくらいだ。私は彼に記憶に残る何かを作ってあげることができるのだろうか・・・・ちょっと自信がない(^^;

『どれみふぁどーなっつ』を聞いてみる? →

※できたらSC-88以上で聴いてねm(__)m

オマケに入ってた
鉄人28号のフィギュア
話は脱線したが、以前、新横浜のラーメン博物館でグリコのキャラメルを買った。「タイムスリップグリコ」という当時の家具や車、そして鉄人がオマケに付いてくる。無論、オマケが目当てである。中には小さな鉄人のフィギュアが入っていた。エラく嬉しかった。でもラーメンを食べながら「お父さん良かったね!」と娘に言われたときはちょっと恥ずかしく、回りを見渡してしまった。見ると向でラーメンを食べている同年代のお父さんが物欲しそうに鉄人を見つめていたときは、「いーだろー!」と勝ち誇ったように笑顔を返して優越感に浸ってしまった。この気持ちわかるかな?

もう一人私のヒーローとしてあげたいのは「サイボーグ009」である。私のステージネームのサイボーグもこの作品から取ってはいるが、心臓にステントという網状のパイプが入っている私は本当にサーボーグである???
さて、このマンガは当時小学生だった私には難しい作品ではあったが、小学校2年生くらいだと思うが両親の実家がある秋田へ里帰りに行ったときに叔父が映画に連れていってくれたことがある。その映画が「サイボーグ009」であったわけだが、とにかくその映画に感激し、それ以来レコードやら本やら良く買ったものだ。
先日、「コンプリートブック」というサイボーグ009のマニアックな本を入手したが、これがすごい!
漫画のコマすべてを調べ、各キャラクタの出演率を調べたり、発売された各グッズ類の紹介から作者の石森正太郎の長年にわたるインタビューをまとめたりと、マニアには持って来いの逸品である。
私もできれば加速装置など付けてみたいし、何も考えずに外人と話せる翻訳機などが欲しいが、現実ではもちろん無理なことであるのは当然だ・・・しかし、私の身体にも一部人造のものが入っている。人工心臓や人工血管などは今となっては普通にあるもので、今後の医療技術とITテクノロジーの進歩によっては、009やバイオニックジェミーのようなサイボーグが世に誕生するやもしれない。
ちょっと、楽しみでもある。

サンデーコミックス
第1巻の表紙

■おすすめのアルバム

Talk To Your Daughter
■Talk To Your Daughter / Robben Ford ■
ロベン・フォード好きの人には「なぁ〜んだぁ」と思われてしまうくらいですが、メジャーなギタリストではあるもののその世界を知らない人の方が多いと思われますので、ロベン・フォード入門の1枚ということで取り上げました。
このアルバム以前のロベン・フォードといえば、ジャズなのかフュージョンなのか中途半端な世界に滞っていましたが、その皮を捨て去りブルースへ傾倒した記念すべきアルバムです。元々は彼の兄と始めたブルースバンドが切っ掛けでデビューしてますので、元の鞘に戻ったというべきかもしれませんが(^^ゞ
1曲目のアルバムタイトル曲でもある“Talk To Your Daughter”はダイナマイピアノっぽいローズの音で始まり、ロベンの強烈なギターリフから盛り上がって来る曲です。ブルースといってもアルバート・キングやBBキングを想像してもらってはちょいと違う、新しいタイプのブルースです。
中には彼が以前所属していたイエロージャケッツの頃の曲で“Revelation”というフュージョン色の濃い曲も含まれていますが、これがまたイイ!
まあ、当分、彼が私の師匠であることは間違いなく、これを見て興味をもったら是非これから聞いて下さいね。これを聞いて「良かった」と思ったら次には“Robben Ford & The Blue Line”を聞くといいですよ。

■Leap Of Faith / Kenny Loggins ■
ケニー・ロギンスと言えば日本では映画のタイトル曲でもあった“フットルース”が有名であるが、残念ながら最近はパッとしたヒットに恵まれていない。“フットルース”が売れずに“Keep The Fire”が売れた方が一ファンとしては有難かったのだが、何故かあの曲だけ売れてしまった。その頃は彼も日本で武道館を満員にするビックアーチスト扱いだったが、このアルバムのコンサートでは五反田ゆーぽーとの1階席も満員にならない、しょぼい状況であった。
しかし、このアルバムはスゴイ!それまでの“Nightwatch”〜“Back To Avalon”とは明らかに違う何かがある。どちらかと言えばファーストアルバムの“Celebrate Me Home”が近いのかもしれないが、すごく完成度が高いアルバムだと思う。
このアルバムから多く歌われているライブDVDが出ているが、是非、これを聞いてからそのライブを見て欲しいものである。

Leap Of Faith
お奨めの曲はたくさんあるが、おもしろい所ではタイトル曲の“Leap Of Faith”ではハイラム・ブロックがギター&ボイスを聴かせてくれる。ライブでも聞かせてくれた“If You Believe”は私の目標の曲で、こんな曲が演奏できたらという気持ちが強くある。“Cody's Song”は息子のために書いた曲であるが、私はこの曲を聴くと「歌の歌える人」が羨ましく思う曲である。どれをとっても良い曲なので、是非聴いて下さい。


Story Of Life
■Story Of Life / Jonathan Butler ■
南アフリカ出身のギタリストだが、私よりも4つも若い。ギターが弾けて、歌が歌え、おまけにキーボードも弾くというマルチプレイヤーのようだが、やはり聞かせどころはギターであろう。“Introducing Jonathan Butler”でアメリカデビューを果たすが、当時はギタリストのイメージが濃かったが“Lies”のヒットがあってボーカルのイメージもついた。
このアルバムは1999年作のもので割と新しいものだが、Resthouse的にはおいしい所をすべてつかんでいるアルバムで、こうあればいいなという理想系である。
乗れるリズムなどは無いのだが、しっとりとさらっと聞かせる曲の中には相当なテクニックを感じさせるものばかりである。
いつかは彼の曲をやってみたいと思うが・・・できるかな?

■The Day Finger Pickers Took Over the World /
  Chet Atkins & Tommy Emmanuel ■

ここ最近、“フィンガーピッキング”というものに凝りつつある。簡単に言えば、ギターで伴奏しながらメロディも一緒に奏でる奏法みたいなものだが、指で弾くのを“フィンガーピッキング”、ピックを持ちながら弾くのを“フラットピッキング”というらしい。
ある日、CSにTommy Emmanuelというギタリストが出ており、そのギターの上手さに何だか妙に惹きつけられた。翌日、本屋で立ち読みをしていた雑誌に彼のことが書いてあり、早速買って読んでみた。故Chet AtkinsからC.G.P(Certified Guitar Player)の称号を受け継いでおり、C.G.PとはよくわからないがとにかくChetに認められたギタリストであることは間違いなかった。といっても私自身Chetは全く知らず、George Harrisonが憧れ、Elvis Presleyのバックでギターを弾いたことのある人くらいの知識しかなかった。何だか知らんがやけにTommy Emmanuelが気に入り、そのおかげでChetのアルバムも数点購入したりしている。

The Day Finger Pickers Took Over the World
このアルバムは師弟コンビの演奏が充分に堪能できる。聞き方によってはたいしたことをしてないようにサラっと聞こえてしまうが、実はTAB譜があっても簡単に弾けるものではなく、たぶん、私には一生弾けないものかもしれない。
許されるのならこのアルバムから3曲くらいコピーして、「おじさんギター弾いてよ!」ってリクエストがもしあったら、サッと弾けるようになってたら・・・というような夢を描いてしまう。
歌の歌えない私には、ふぉーく村ではどうしても“ギター担当の人”としか印象が無いので、進むべきは“フィンガーピッキング”の道と考え出している。
当面の目標はこのアルバムから「Borsalino」、「To 'b' Or Not To 'b'」、「Dixie McGuire」、「Mr. Guitar」、「Road To Gundaghi/Waltzing Matilda」のいずれか1曲をコピーすること。
果たしていつになるのやら・・・・


■私のPC&オーディオ環境

汚いデスク(^^;
ここは私がいつもこれらの情報を制作・発信したり、ギターを練習するときに使用しているデスクです。Home Electorという今や有名な組立家具で作ってあり90cm幅のデスクの上にMitubishi製の19inchモニタ15inchモニタが乗ってます。
19inchモニタはMac用、15inchモニタはWindows用に使ってます。
左下にあるのは仕事用に使用しているSony Vaioの
PCG-R505FRです。
モニタの前にあるのはDocomoの
G-Fortで、ほとんどスケジュール用に使ってます。その左は今聴いてたマーク・リンゼイのCDです(^^ゞ

モニタの上には超格安高性能ミキサーであるBehringer製のEurorack MX2004Aを使用しており、見えづらいけど逆さ吊りにしてあるPioneerのPC用スピーカーで鳴らしてます。ミキサーの上にはフリマで買ったパッチベイ、その右の青い小さな小箱はギターアンプ代わりに使っているKORGのPandora PX3、その下に見えるのがMIDIの打ち込み用に使っているミニキーボードのYAMAHA CBX-K1で、その下がRolandのGS音源であるSC-88です。

それにしてもきちゃないなぁ〜(^^;

モニタの上


デスク横のラック
デスクの横には同じHome Electorで作った60cm幅のラックがあり、最上段にALPS MD-5000i、その横にADSLモデム、上段にCDが動かなくなったAIWAのミニステレオ、中段が縦置きにできるSharp のVHS VC-V1Wと同じくSharp製の液晶テレビAquos LC-13C3、その下の段には前方にスライドするシェルフになっておりEPSONのスキャナGT-7000Uが収まってます。
下段には20年程前のSONYの“リバティ”って言ったかな?そのシリーズの
EQとレコードプレーヤーが、最近調子の悪いβデッキのEDV-8000の上に乗ってます。
半年ほど前にこのEDV-8000は修理に出したんですが、また同じような症状でもう限界なのかもしれません。でも大切な記録が残っているんで、また修理に出してみようと思ってます。

デスクの下にコンピュータの本体があり、右はAppleのPower Macintosh G3/350/Zipという青白G3の初期バージョンで発売日の直後に購入。OSはMacOS9.2を使用して、メモリは320MB、ハードディスクは内蔵に純正の12GHDと10GHDを増設しており、さらに外付け40GBHDをFireWireで接続しています。主にクリエイティブな画像、映像、音声を作業する私のメインマシンです。
左は
自作Windowsで制作時はPentium2-400を使ってましたが、今現在はAthlon900になってます。OSはWindows2000、メモリは196MBで13.5GHDを積んでおり、主に競馬のメインマシンとなってます。ちなみに以前のCPUとマザーボードはソンチョー島田に進呈しました。
ここには写ってませんがもう一台
Win98自作マシン(Athlon750)があり、女房用に居間で使用してます。
手前はメインのエフェクターになってるZOOMの
GFX-4、その上に持ち歩き用のAppleのiPod(5G)があります。

デスクの下